「日本のゲームは、日本で先に出て、海外にはあとから」。そんなイメージは、データで見るとどうでしょうか。ChronoDrawerで、日本とアメリカ両方の発売月が分かるゲームを数えてみました。
5年ごとの「どちらが先か」
| 最初の発売の年 | 作品数 | 日本が先 | 同じ月 | アメリカが先 |
|---|---|---|---|---|
| 1980〜1984年 | 10 | 2 | 0 | 8 |
| 1985〜1989年 | 12 | 2 | 1 | 9 |
| 1990〜1994年 | 40 | 9 | 10 | 21 |
| 1995〜1999年 | 33 | 15 | 10 | 8 |
意外なことに、80年代は「アメリカが先」の作品が多く数えられました。ただし、これには理由があります。Wikidataに日米両方の日付が記録されているのは、『ロードランナー』『ジャウスト』『ペーパーボーイ』のように、もともとアメリカで生まれ、のちに日本へ移植された作品が中心だからです。日本生まれのファミコンのソフトは、海外の発売日が記録されていないことが多く、この表には入りにくくなっています。
90年代後半には「日本が先」が逆転
1995〜1999年になると、「日本が先」が15作品と最も多くなります。
- 『たまごっち』:日本 1996年11月 → アメリカ 1997年5月
- 『マリオカート64』:日本 1996年12月 → アメリカ 1997年2月
- 『F-ZERO』:日本 1990年11月 → アメリカ 1991年8月
一方、『スーパードンキーコング』『ソニック&ナックルズ』のように、日米同じ月の発売も増えていきます。「世界同時発売」の時代が近づいていたことが分かります。
データの「穴」も見えてくる
この表は、ゲームの歴史そのものというより、「どの国のゲームの記録が多く残っているか」も映しています。日本のゲームの発売日を足していくことは、ChronoDrawerがこれから育てていきたい部分のひとつです。
※ Wikidataに日本とアメリカ両方の発売月が記録されているゲームだけを数えています。元のデータには誤りが含まれることもあります(例:日本版の発売日が、別の版の日付になっているもの)。